2011.06.25 Sat 00:01
世界自然遺産の屋久島のニュース。
登山ブームと重なり、年間9万人の歓呼客が訪れるのだが、登山道脇の植物が踏み荒らされたりトイレ問題など環境への負荷が問題となり、来島者の制限をかけよという動きがあった。
モンベルに行くと、店内でラジオ風にこの事が流れていたり、登山系の雑誌にも取り上げられていた。
自分は登山を初めてまだ1年も経っていない初心者。
登山道以外を歩くと、地面が踏みしめられて固くなり植物が生えなくなることで環境破壊が起こると知ったのは最近のこと。
トイレも肥料になる位だから自然に良いのかと思ったら、量が適正でないと栄養がありすぎて逆にダメだということも知った。
屋久島町議会は、観光に依存する町の経済を配慮し、観光客制限案条例を廃案にした。
この事に関してヒステリックに反発するつもりはない。
ニュース記事で読んだだけだし、議論がどのように交わされたのかも分からないし、そもそも街の背景なども分からないから。
観光で食べている人とそうでない人とではあまりにも立場が違いすぎる。
でも、「優美な自然」を売りにした「観光」が盛んになると自然に影響が出るという何とも皮肉な話だが、やはり環境が壊れてしまっては観光客が減るのだから、制限をかける必要があるのは間違いないのだろう。
最終的には観光業者とも協力して段階的に制限を始め、年間を通して観光客が来る形がベストなのだろうが、中々そうは簡単にいかない現実もきっとあるのだろうな。
▼ニュース記事はこちら
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011062101000930.html
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